中島歯科クリニック

中島歯科クリニックは、地域医療に貢献して都会との地域医療格差を無くすために、新しい歯科治療を提供する歯科医院です。

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下駄ではなく竹の水筒で〜

下駄ではなく竹の水筒で〜

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2016年(平成28年)も10月となりました。

『真田丸』も40話を過ぎ(大河ドラマは50話が最終回です)

真田信繁が「幸村」と名前を変えて、来週はいよいよ再びの大阪へ〜。

さて、ちょっと戻ってしまうのですが

『真田丸』では9月に描かれた『犬伏の別れ』。

犬伏という場所にて真田家の3人→昌幸・信幸・信繁が、

関ヶ原の戦いで豊臣と徳川とどちらに味方するかを相談し・・・

ついに真田家が二つに分かれてしまうという大変有名な話です。

今日は、この犬伏の別れのところで、

ちらりと描かれていたエピソードについて・・・。

 

真田家の3人は犬伏(現:栃木県佐野市)のお堂にこもり話し合います。

豊臣か徳川か、なかなか結論が出ず、話し合いは長引きます。

「大事な会議だから誰も入ってきてはならぬぞ!」と昌幸に言われていたのに

あまりに長い時間が過ぎていき、家来の河原綱家が様子を見に行きます。

すると、まだ話し合いの真っ最中であったため、

河原家の日記には、昌幸が「入ってくるな!」と下駄を投げつけた〜と

書かれているそうです。

今回のドラマ内では、長男の信幸が「入ってくるなと言ったであろう!!」と

そばにあった竹の水筒を投げつけましたが・・・。

その水筒(下駄の代わりでしょうか?)が河原綱家の顔に当たり、

前歯が折れてしまったという有名なエピソードです。

前歯が折れたということが、

ドラマ内では、その時ちょっとよくわからない感じにも思えましたが、

次の週に、河原綱家はうまく発音ができないような話し方をされていて

信幸に「どうかしたのか?」と問いかけられるシーンがありました。

前歯がなくなると息が漏れてしまって発音も変わりますし、

顔つきも変わってしまいます。

今回、河原綱家を演じられた俳優さんは、

その歯がなくなった演技を、かなり丁寧に演じられていたように思います。

 

今回の大河ドラマ『真田丸』を毎回、とても楽しく見ているのは

信州上田在住で歴史が好きということはもちろんなのですが

今までほんのわずかしか歴史ドラマに登場しなかった方、

今までスポットを浴びなかったような、

いえ、むしろ初めて名前を聞くような人たちがとても丁寧に描かれ、

そして、今回の歯が欠けてしまうようなエピソードや、

ほんのわずかなところにも心を込めた演技やこだわりを感じとることができる・・・

心がこもった人と人とのさまざまな繋がりを

あちこちに感じることができるドラマであるからだと思います。

 

河原綱家は、その後、信之の家来となり真田家のために尽くしますが

1600年代のその当時、

欠けた前歯はきっとそのままの状態で

治療することなどなかったであろうなあ〜などと

深まる秋に『真田丸』を見ながらふと思う

中島歯科クリニック院長&副院長なのでありました。

 

 

 

 

 

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