前回書いたブログは、令和1年8月末。
『毎日笑顔で過ごせる令和1年の秋でありますように』と締めくくった文章。
そこから、あっという間に3ヶ月が過ぎようとしています。
令和1年10月・・・。いろいろなことがありました。
日本アルプスなどの標高の高い山々に周りを囲まれている長野県。
それらの山々のおかげで、台風の雲や雨雲はいつも上空で切れていくそうで、今まで台風などによる被害がほとんどなかった長野県・・・。
ところが今年10月、その神話はもろくも崩れてしまいました。
中島歯科クリニック関係者で直接、被災した人はおりませんでしたが、スタッフの1人は3つの橋が崩落した地域からの通勤で、連日、大変な様子です。
信州上田も、別所線というJR上田駅から別所温泉駅を結んでいるローカル線の千曲川を渡る赤い鉄橋が崩落してしまいました。その崩落した鉄橋の光景を目にするたび、未だ心がざわつきます。
長野県のみならず、他県でも大変な被害があった10月の台風・・・。
ブログを書かせていただいております私・副院長の出身地は長野県よりも北に位置する東北地方なのですが、その故郷でも川の氾濫・決壊などによる被害がものすごく、知人友人からさまざまな話を聞く度に心がざわつく毎日でした。
そして・・・台風の被害に心を痛めて過ぎていった10月末。
テレビからながれてきた映像に、思わず息を飲みました。
そう・・・沖縄の首里城の燃え上がる映像でした。
沖縄の友人にすぐに電話をすると「30年かけて、やっと・・・やっと・・・完成したばかりの首里城だったのに」と、久しぶりに聞く友人の声。しかし、その声は涙声で・・・。
本当に、本当に心がざわついた令和1年10月の日々・・・。
今回、スタッフや信州上田の知人に次のようなことを言われました。
「今更ですけれど、あの8年前の東日本大震災の時、どこかで他人事でした。本当にすみません。あの頃、きっと毎日、心を痛めていらっしゃったでしょうね。自分の住んでいる地域が被災して初めて、被災した人達の気持ちがわかりました・・・」
沖縄の友人は「災害に遭うということはとても悲しいことだけれど、でも相手を思いやる気持ちが芽生えることはとても大切なこと。日本中が、いつどこで災害に遭うかわからないから、皆がそういう気持ちになっていくことはとても大事なことかもしれない・・・」と静かに語ってくれました。
令和1年の今年。楽しいこと素晴らしいことも数多くありましたが、あと残しますところ1ヶ月。
残りの1ヶ月は心穏やかに過ごすことができますように・・・と、願わずにはいられません。
今回の台風19号、およびその前後の大雨や暴風によって被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。