朝から、しとしとと雨模様の信州上田です。
今週日曜まで、かなりの暑さが続いていた上田でしたが、
久しぶりの雨で、我々も野菜や草花もほっと一息といったところです。
さて、気がつけば、すでに7月もあとわずか。
月日は本当に駆け足で過ぎていきますね。
学校も夏休みに入ったところがほとんどのようです。
週末はあちらこちらでお祭りなどの行事が行われ・・・。
信州の空と大地、山や川に心から感謝する今日この頃〜。
NHK大河ドラマ『真田丸』も後半に向かって進み始めました。
豊臣家が坂を転がるように衰退していく様が描かれていますが
なんともいえない気分にさせられています。
ものすごい努力をしてあらゆるものを手に入れた天下人の豊臣秀吉〜。
でも、人は誰しもいつしか衰えるし老いていく。
その時に大事なもの、残るものは一体なんなのだろう〜。
ドラマを見ながら、ふと、そんなことが頭の片隅に浮かんでは消えていきます。
上田市美術館では、現在、8月21日まで『真田丸』特別展ということで
当時のたくさんの貴重な資料が展示されています。
院長&副院長、もちろん、じっくりと見てまいりました。
真田家ゆかりの品々はもちろん、上杉家の鎧やら、
織田信長の長篠の戦いを描いた屏風、刀や着物などの展示もされています。
東京、上田、大阪と3カ所だけの展示会だそうですが、
ここ上田会場でのみ展示される資料もあるそうで、
歴史好きにはたまらない展示物の数々です。
真田信繁直筆の手紙も何点か展示されており・・・、
そう〜、この真田信繁の手紙が残っているということはものすごいことです。
真田信繁は豊臣方に味方して敗れ去った武将なわけですから、
勝った徳川方にそれらが見つかれば、
もしかすると当時は大変な処罰を受けたりすることも・・・と推測され、
しかしながら、それらが大事に大事に保管されてきたということは
真田家という家は敵味方に分かれていくけれども、
実はしっかりと心は繋がっていた家族であり、
真田家の人々はどんな思いで当時を生きていたのだろうかと
信繁の手紙を見ながら400年前にしばし想いを馳せてしまいました。
あ!!
今、『心が繋がっていた家族』という言葉を打った時、ぞくぞくっとしました。
今回の大河ドラマ『真田丸』〜。
なぜ「真田幸村」ではなく「真田信繁」なのか・・・。
一瞬、キラリと何かが見えたような気がしたのですが、
それは錯覚でしょうか。