2021年(令和3年)丑年です。
年が明けて、早や今日は1月9日です。
きっと今年も駆け足で過ぎていくことでしょう。
しかしながら、丑年です。
牛のようにゆっくりとマイペースで慌てずに
1年を着実にじっくりと過ごしていきたいと思う年の初めです。
さて、丑年ということで、「牛」のお話を少しだけ。
「牛」と聞いて心に浮かぶことはいろいろありますが、
ここ信州において「牛」というと
長野市にございます善光寺のこと・・・。
『牛に引かれて善光寺まいり』という有名な言葉がございます。
ご存知の方も多いと思いますが、次のようなお話です。
昔々、信州に住んでいる一人の老婆がいました。
このおばあさん、全く信仰心が無く欲が深いという方だったそうで。
ある日、このおばあさんが洗濯をして布を干していると
どこからともなく1匹の牛がやってきて、
その干してあった布を角にひっかけて逃げ出して行きました。
それを見たおばあさんは、布を取り戻そうと牛を追いかけ
かなりの距離を走った牛とおばあさん。
牛が逃げ込んだ先は善光寺でした。
しかし、牛は善光寺に入ると姿を消してしまい、お婆さんは布をあきられきれずに探していると、
ぱあっと光が輝き、その光がおさまるとおばあさんの足元に牛のよだれが〜。
その牛のよだれから不思議なことに和歌が浮かび上がって・・・。
話が長くなってしまいましたが、
その和歌を読んだあと、おばあさんは信仰心が芽生え、
善光寺詣りを何度も行い、極楽往生を遂げたということです。
さて、どんな和歌であったのか、もっと詳しい話を・・・と思われた方は
どうぞご自分で調べてみてください。
この話を書きながら調べていたら『なるほど〜』という文章に出会い・・・
「うし」は「牛」と「憂し」を現しており、
この「憂し(うし)」とは「苦しい」や「辛い」ということだそうで
つまり、苦しくて辛いと感じ続けると目の前はずっと真っ暗になり
人生の先が見通せなくなってしまう。・・・と。
今年1年、どうぞ皆様にとりまして「牛」が「憂し」になりませんように。
ゆっくりとマイペースで落ち着いた1年となり、
歯を見せて笑うことのできる毎日となりますよう〜。
『マスクをしているから、きれいな笑顔も歯も見えないわ(ため息)』
という声もちらほらと聞こえてくるような気もしますが、
このブログをここまで読まれた方はそのように思うことはないと思います(笑)
素敵な歯を見せてにっこりと笑う毎日を〜!!(マスクの下で・・・)
そして、素晴らしい出会いや縁がたくさんある1年となりますよう〜!!
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。